比与志旅館の脇から羊山に登る急坂が松坂です。西武秩父駅から羊山公園にある芝桜の丘までの徒歩最短ルートになりますが、疲れます。
この松坂を登り切った先には結婚や夫婦円満が叶えられるという山の神様が祀られています。
◆松坂峠と山の神
この急な坂道「松坂」は、古くから「まっつぁか」と呼ばれていました。
この坂を登りきったところの松坂峠には、山の神様(大山祇神社・おおやまつみじんじゃ)があります。そこには「思いやりの木」が立ち、その木をなでて、山の神様にお願いをすると結婚や夫婦円満がかなえられると伝わっております。
思いやりの木は、昔、野坂寺の和尚(おしょう)さんが、若者の願いをかなえ、幸せに暮らせますようにと母なる木、栂(ツガ)と熱のある木、火の木(桧・ヒノキ)を抱合わせて植えたのが始まりです。
現在では芝桜の影響から舗装されて手すりができ、休憩できるところまでありますが、その前はもちろん舗装も無くて道幅も狭かった(一人通れる程度)です。
線路が入るトンネルの真上を通ります。
たまにすいすい登っていくお年寄りがいます。恐るべし。
登りきると神社と思いやりの木があります。
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